サイコパスゲーム
泥がこびりついた上履きを履くと、

足の裏にムニュ、という気持ち悪い感覚が走った。

「何?...きゃ!」


なんと、ムカデやカエルの死骸が上履きに詰まっていたのだ!

驚きのあまり、あたしはその場で尻餅をついてしまった。

がくがくと足が震えて、動けない。

目からダクダクと涙が溢れてくる。


死んだカエルの目が、ギョロりとあたしを見つめているようにさえ感じた。

気持ち悪さに、あたしはその場で嘔吐し、

這いつくばりながら教室へと向かった。

「い、嫌だ...嫌だ」

登校してきた生徒達が、あたしを好奇の目で見つめる。

せっかく時間をかけてセットした、

《ゆるふわツインテール》

がほどけていく。

もう台無しだ。

でもそんなこと、もうどうでもよかった。

はやく、イジメから開放されたい。

それだけだった。

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