ストロベリーパフェ/チョコレートパフェ
「おっけー。
じゃあ書記、通達書類を作ってね?
前みたいにミスしてたら……わかってるわよね?」

「は、はいっ!」
 
愛理の笑顔に書記の男子生徒は泣く寸前だ。

そりゃそうだろ。
この間ついうっかりミスをしてしまったばっかりに、一週間も無視され続けたんだから。
 

本日も無事に業務を終え、愛理と一緒に帰る。

わざわざ一緒に帰っているわけではなく、帰る時間が一緒で、なおかつ愛理のうちは隣だから。
ただそれだけの理由。

「ねえ、惟嘉(よしか)。日曜、暇?」
 
夕暮れの道を歩きながら、隣の愛理が聞いてきた。

「別に暇だけど。
……いつものあれ、か?」

「そう。
来週からはまたいろいろ忙しいから、今度の日曜行っとかないと、暫く行けそうにないし」
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