‐部恋。 Round 02‐
『…今だれもいないよ?』
コソコソ話のように
私に囁きかける勇介。
一瞬ドキッとしたのを
グッと堪えて
私は断固拒否!
『そのポーズ ダサいよ?』
「…ダサくていいもん。
勇介わかってる?
ここ、ご近所なの。」
『それがなに?』
「――…;
普通さ、
自分のご近所さんが
誰かとイチャイチャ
してるの見て
あんまりいい気分
しないでしょ?」
『――…。
だーかーらっ。』
勇介は互いのおでこを
コツンと軽く合わせた。