‐部恋。 Round 02‐
「そう言ってもらえると
鼻が高いな~♪」
私がそう言って
少しいばっていると……、
『まあ、中身は
最悪かもしれないけど…、
一応もらっとくよ。』
意地悪な笑みで
私に言う目の前のこの男。
「あのさ…。
もらう立場なのに
なんでそんなに
上から物を言えるわけ?
一生懸命に作っ……っ」
突然の、勇介からのキス。
一瞬のキスで
まばたきも出来なかった。
『俺はこれだけで
十分なんだけどねっ』
「………。」