‐部恋。 Round 02‐


長いキスが終わると、
いつも異様に恥ずかしくなる。

我に返るというか、
とにかくどんな顔を
していたらいいのか
全然分からないんだ。

だからいつも顔を
見られないように
勇介の胸に飛び込む。


いつもと違うキスに
戸惑いと緊張で
頭の中が真っ白だ。

体が麻痺したかのように
あまり感覚がなかった。


『…愛奈、大丈夫?』

ギュっと勇介の制服を掴んで
黙り込んでいると
心配そうに尋ねてきた。

私はただ頷いた。


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