おいしい話には裏がある
それから。

あーくんと昴と炎とで、私を送ってくれた。

吹っ切れたように、スキンシップが激しくなったあーくん。

慣れない!

ドキドキしまくって、自分自身がわからない。

『あーくん、近いってば!』

「雪杏ケータイ。教えて。」

全然違うこと言ってくるし!

『もぉ、教えるから離して。』

「拗ねた顔も可愛いな。」

そう言いながら、耳にキスしてくる。

『あーくんっ!怒るよっ。』

「怒った顔も可愛いな。雪杏は何でも可愛いんだな。」

う~~~!

甘すぎて、私は真っ赤な顔のまま。

昴と炎はドン引きしてるし!

助けなさいよ!

枷の外れたあーくんに対処できない私と、固まってる双子でした。
< 41 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop