【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。
ガラガラー...バッタン!!
「...朝日の方から2人っきりの空間作ってくれてラッキー」
「...なに馬鹿なこと言ってるの。
直人があんな所でいきなり昨日の話するからじゃん!」
もしクラスの誰かに聞かれたりなんかしたら
多分...絶対からかわれるに決まってる。
勢い任せでこんな所来ちゃったけど、やっぱり直人と2人っきりなんて
自分の身が危ないし、ここはさっさとこの場所から出ていこう。
「それじゃあ私、零さん探しに行くから...」
「ちょっ...!まだ話は終わってねーだろ?!」
「きゃっ...!!」
逃げようとする私の制服を直人が急に引っ張るから
かくんと足の力が抜ける。
そのせいで、ドサッと床に尻もちをついては直人が私に覆い被さる様になってしまった。
「いてて...って!
ワァー!!直人どいてよー!!!」
「...」
「ちょっ、人の話聞いてるの!?」
「さっきの話の続きだけど、お前の事あいつからさらいに来た」