残虐姫
ガチャ


「姫お嬢様」



『どうかしたの』

移動しているときに話しかけられた
そこにいたのはメイドさん

「あの!実は…私奥様の部屋を掃除していましたの」

『えぇそれで?』

「奥様の大事にしているアンティークのティーカップを割ってしまって」

『色とかを教えて』

「エメラルドグリーンの色でそれから白が少しレースのような模様でした」

それって


『わかったわ。私の方から言っておくわ』

「あの!私クビでしょうか泣」

『泣かないでそんな事にはさせないから』

メイドさんの涙をハンカチで拭いてあげた

「ありがとうございます!」

『いいえそれじゃあアンジュをお願いできるかしら私は連絡するところがあるから』

「かしこまりました」

アンジュを渡した

ガチャ

近くの部屋に入る

ピピピ

プルプルプル

ガチャ


「姫?どうかしたの?」

『ママ実は…私が前にプレゼントしたティーカップ割ってしまったらしいの』

「何ですって!今すぐにクビにさせるわ!」

『落ち着いてママ。また違うティーカップ明日買ってきてプレゼントするわ』

「でもあれ姫が貯めたお金で買ったやつじゃない!あれ最高でも2万円くらいするでしょ!高校生にとっては高額よ!」

高額って

『私あまり使ってないのだからまた溜まってきたのだからちょうどプレゼントしようと思っていたの』

「本当に?」


『えぇ』


「そうそれじゃあ楽しみにしてるわ」

『えぇそれじゃあ』


ピッ


ガチャ

さっアンジュのところに行きましょう


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