残虐姫
バサッ


はぁはぁはぁ

今何時?

壁に掛けてある時計を見たら

6時30分だった

さいやくだわ

あんな昔の夢を見るなんて

忘れないといけないのに

どうしたら忘れさせてくれるの?

「ミャ〜」



『アンジュ?』

アンジュは私に近ずいて私の腕に擦り寄ってきた

『ありがとう』

「ミャー」

あったかいなぁ

この暖かさはまるで冷え切っている体を心まであっためてくれるぬくもり

『アンジュはいい子ね』

「ミャー!」

ふふっ元気ね

コンコン

「お嬢様おはようございます」

『おはようすぐに向かうわ』

「かしこまりました」

『さっ!早く着替えないとねー』

「ミャー!」






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