残虐姫
雅目線


「ねぇねぇ!久しぶりに集まったんだもん!みんなでさ!何かしようよ!」

今私達は昔遊んでいた秘密基地に遊びに来ている

そして皆んなでトランプで遊んでいたら
何時も負けっぱなしの樹里がいきなり立ち上がった


「何するのー?不思議度アップアップ!」

「僕の魅力について話すとかかい?」

『お前は黙ってろ』

「冷たいな〜まぁいいんだよ子猫ちゃん」

『五月蝿い』

「はーーい!ストップ!わたしがみんなでやりたいことは!」

嫌な予感がするな

「皆んなで!ズバリ映画を観に行きましょう!」


映画?

「はーい!ビデオじゃダメなの?めんどくさどアップアップ!」

『久留美の意見に同意』

映画じゃダメなのか?

「えぇーそれじゃつまんないよー!皆んなで冒険したら最高なんだよ!それとも何?ここにずーーーっといて引きこもりになるつもり?そんなのイヤイヤ!せっかくの高校生活そんなのイヤイヤ!」



マシンガントークだなぁ

まぁ確かにここにずっといるのは流石に嫌だな

「おぉー!テンションアップアップ!」

「僕も賛成だな」

『じゃあ行こっか』


こうして私達は映画館に向かう事にしたけど


「ねぇ!私達の事まだ探してるんじゃない?久留美は今!頭いいこと言ったよね!わーい!テンションアップアップ」

あっそうだった

『じゃあやめるか』

「えー‼︎んーとんーとじゃあじゃあ!雅変装しなさい!そしたらばれないはずだよ!」


変装かぁでもそれじゃあ

『一緒にいたらバレるだろ…』

「えっ!そっそれじゃあ!私達も変装しましょう!そしたらばれないばれない!」


「でも私達前に変装してばれたことあったよね〜!」

あっそうだった

前に皆んなでやったけどすぐばれたよな

「だったら!男は女装女は男装をすれば!」

「嫌だ!嫌だ!僕は女装だなんて…」

「やるわよね?黒笑」

「私やるやる!テンションアップアップ!」

「ヒィ!わかったやるからやるから」

いつにもましてやる気だな


まぁいいか…


そして私達は今度こそ映画館に向かった











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