残虐姫

樹里目線


ホッ


雅ったら案外鋭いからなぁ

作戦まであと少し

バレなければいいのだけれど


それにしても私はやっぱり友達思いね

雅のために嫌だったけど男装までしてこの作戦に参加してるんだから


さっもうそろそろ雅寝るわね


ふふっ私達ズーーーット一緒にいたから雅のことなんでも知ってるのよ


あっそう思ってたらねたわね

「くるみ！なるし！さっ！雅を運ぶわよ！」

「なるしって言わないでくれ泣」

「おけおけ！でも泣けたねーこの映画もう！感動度アップアップ！」


ふふっ雅恨まないでよ！

これも貴方のためなのよ！

さっ！連絡しましょ！


プルルルル


「はい！樹里？」

「外に車出しておいて寝たわ」

「ご協力感謝しまーす！」

「この借りは高いわよ？」

「うん！じゃあ急いでねー」

ぴっ


「さっ行くわよ！」

「はーい！テンションアップアップ！」

「フッわかってるさ」


そして私達は映画館の外に行き車に乗せた


「ありがとう」

「いいえ。さっ早くこの親子の絆戻してあげましょう！」


こうして私達は雅の家に向かった