残虐姫
「そういえばなんであの時クールだったの?」

『ん?』

クール?

「あっそうそうみんな気になってたよぉ〜」

『いつ?』

「バイクで走って行ったとこだよ樹里と一緒に」


あっあの時か

『ん〜何だかわからないけど樹里が言うには私怒ったり嫌なことがあったりすると黙る癖があるの』


「わぁ〜!雅ちゃんってかっこいいねぇ〜!私も要と喧嘩した時はそれしてみよっかなぁ!」

えっ
要と花蓮って喧嘩するの!?

想像できない…

「花蓮!喧嘩はやめて!あの時どれだけ怖かったことか…」

一体何があったの…

「うーんわかったぁ〜私も要と喧嘩したくない」

『それがいいわね』

「まぁその話は置いといて!今日は肉食べまくるぞー!」

「野菜も食べよぉ〜!」

『二人とも太らない程度にね』

そう言うと二人とも顔が固まり同時に花蓮と美幸は抱きしめあった

?何してるのよこんな道端で

通りすがりの人びっくりして二度見してるわよ

「ずるいよ!雅は!食べても食べても太らないんだもん!」

「そっそうだよぉ〜私も食べすぎるとすぐ太るのに…」



『わたしだって太るわよ』

「「嘘だ!」」

嘘って…

『あのねぇ私も食事制限してるわよ』


「してないでしょ!本当のことをおっしゃい!」

『本当よ』

「うぅ〜私なんて昨日パンケーキいっぱい食べて1キロ増えたんだよぉ〜泣」

「あぁー!花蓮泣かないでー!」


そして私と美幸は花蓮を慰めた

やっぱり女子力高めたほうがいいのかしら
体重なんて気にしたことなかったし



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