ifの奇跡
「「ただいま」」


玄関が一気に騒がしくなり、美沙たちが買い出しから戻って来た。


「おかえり〜ありがとね」


赤くなっているかもしれない頬の熱を取るように、2人が買ってきてくれた物を冷蔵庫に片付けていく。


「莉子どうしたの…顔赤くない?」


隣に立つ美沙が私の顔を覗き込んできたから更に顔を冷蔵庫の中に突っ込みながら誤魔化した。

いつもと同じように明け方近くまで飲みながら始発が動き始めて少しした頃、皆一緒に帰っていった。

美沙と哲平君は近所に住む美沙のアパートへ…

冬吾は電車に乗って自宅へと帰った。


夏は日が昇るのも早くて5時を過ぎた今はもう外も明るくなっている。

台所も部屋の中も皆が一緒に片付けてくれたから綺麗になってるし、後は私も眠るだけ…だけどまだ眠れなかった。

冬吾たちが帰ってから1時間近く経った頃、携帯がメールを受信した。

頭のすぐ横、枕元に置いてある携帯を手に取り中を見ると


“ 電車で寝過ごしそうになったヾ(;´Д`●)ノ
今から寝るよー おやすみ〜〜”


冬吾からの到着メールを読みながら頬が自然と緩んでいるのが分かる。

彼も無事家に着いたし私も寝ますか…


“ 寝過ごさなくて良かったね( 艸`*)
私も今から寝ま〜す。おやすみなさ〜い”
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