ラブ×コントロール
すると一平くんが、
「あっ、俺ちょっとそこのコンビニにいるからっ」
「えっ?一平くん」
そう言うと一平くんは、すぐそこのコンビニに入って行った。
カイと二人になった私は、会話にとまどい、つい…
「…あんたは?デートとか行かなくていいの?」
「はっ?ねーよ、まっ…数ある誘いを断ったからな~」
「あ~っそ」
呆れた顔で私は視線をそらす。
「おまえ、明日何してんの?」
「明日は別に…」
「ふ~ん」
するとカイは腕組みをして、ニヤッとしながら口を開く。
「ヒマで寂しいなら付き合ってやるぜっ?」
「はぁっ!?何よっ、その上から目線は!?だいたい寂しくなんかっ…」
「あっそ?じゃあ…いい」
「えっ?」
あまりの変わり身に私はつい、残念な顔をしたかもしれない。