君の背中を追いかけて

一人でそんな風に考えていると先生が入って来た。


「今日から、このクラスの担任になります。
皆、よろしくね!!」


教卓の前に立ち、先生が言った。


「…じゃあ、まず隣の人と仲良くなりましょう。二人でお話ししてみて下さい!」


…どうしよう。二人で話すって何を…?


私が戸惑っていることを知ってか、知らずか隣の席の“川島拓也”が話しかけてきた。

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