光の向こう側〜espoir〜
espoir.1



ーーー8年前ーーー


「まって!慶ちゃん、宗ちゃん!」

幼い頃の私はそんな私より少し大きい

二人の背中をいつも追いかけていた。



お兄ちゃんの慶ちゃんと


向かいに住んでいた宗ちゃんは仲良しで


優しくていつも楽しそうだった。


「はやくしろよ、虹七(ニナ)」


そう言いながらも坂の上で待っててくれる慶ちゃんと


「ほら、虹七。あと少しだから頑張れ。」

そう言って私の所まで戻って手を引いて歩いてくれる宗ちゃん。




< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop