光の向こう側〜espoir〜
坂の上につくと小さな公園があって
雨上がりの少し冷たいベンチに三人で座る。
「わぁーっ!!」
その頃の私は目の前に広がる景色が
世界で一番綺麗だと思った。
大きな虹が空一面にかかっていて
雲の隙間から覗く太陽がキラキラ輝いて
何もかもを輝かせていた
「綺麗だなー」
「ね、綺麗。」
二人が泣いていることになんて気づきもしないで
私はただ空に架かる虹を見つめていた。
二人は光輝くあの太陽のように
キラキラしていて
いつだって私のヒーローだった。
両隣に座る私のヒーロー達は
ずっと一緒にいてくれるものだと思ってた。