いなくてもいい私が、いたあなた
馬鹿みたい…。

もう…悩むのはやめよう。

キィ…。


カサッ。


バタンッ。


もう……終わらせよう。


〈初めまして。私は堀井あずさと言います。今まで堀尾みどりさん宛に手紙を出していたと思いますが、この靴箱は私、堀井の靴箱です。教えるのが遅くなってしまい、すみません。手紙も全部読んでしまい、すみません。こんな失礼な私が言うのもなんですが、手紙より直接気持ちを伝えてみてはどうでしょうか? 手紙も良かったのですが、その方が相手にもっとちゃんと届くと思います。〉

次の日、学校に行くと私の書いた手紙はなくなっていて


帰りに靴箱に入っていたラブレターもその日から来なくなった。



終わったんだ…。

良かった…。

これでもう悩まなくて済む…。
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