百年恋
目覚め・開花
目が覚めたのは、しばらくしてだった。

「今、何時!?!?」

私は飛び起きた。

「1時過ぎたところ。」

「うそでしょ!パパに怒られちゃう!!!」

私のパパは、すごく怖い。
怖いというか威圧的…?権力で人を押さえつけるタイプ。
だからか、幼い頃から厳しい躾をうけて育った。

「…パパね。」

水山くんがバカにしたように鼻で笑う。

「この年になって、パパ呼びがおかしい?」

今の世じゃ普通だ。
友達もみーんな、パパママって呼んでるし!!

「いや、いんじゃない?」

また鼻で笑った。
「っていうか、ほんとに帰らなきゃ。
じゃ、また明日学校でね!!」


私がそう言って立ち上がると
「今日は泊まりなよ。」

水山くんが私の手を掴み言った。

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