百年恋
深夜1時、出会ったばかりの男女、お泊まり
パパに知られたら何と言われるか。

「いや、帰るって。」

水山くんの手を大げさに振り払う。

「その格好で??」

そう言われ、自分の姿を見返すと寝ていたせいで
ブラウスは、はだけていてボタンもとれているし、スカートはしわくちゃだ。
おまけに、ボサボサの髪の毛となると
パパに何を言われるか分からないし、


「泊まります…。」


私は明日の言い訳を必死に考えながら
水山くんに頭を下げた。

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