私の運命の王子様はどこ!?
「ことり、何言ってんの?
もちろん、借りは返さないといけないよねぇ……?
そんな大きい借りをチャラにするなんて、さすがにないよねぇ……??」
夏鈴に気圧されながら、さっき橘一椛にも似たようなことを言われたのを、思い出した。
『膨大な貸しをチャラにされたら困るし』
……逃げ道はないってわけね。
まぁ、私自身も借りがあるのは嫌だったし。
命を救ってもらった人に、
何をすれば〝恩返し〟になるのかはよくわからないけれど……
「は、はい……ちゃんと、返します……」
「それでよし。
……それと多分、あんたほど橘 一椛に近づいた人、女子ではいないと思うよ。
運命だと思って、いっそアタックしちゃいなよ!」