恋愛失調症



「勘違いしないで、わたしの身体はわたしのものよ」

わたしは鋭い視線でまさのりを睨んだ

そう、婚約指輪を貰って結婚するといってもわたしは誰のものにもならない

たとえ芯から心と心を通じ合える運命のひとが現れていたとしても

いや、そもそも心を通わせること事態が難しい話なのかもしれない

わたしの孤独な悲しみは痛いくらい耳に鳴り響き虚しくリングが光っていた





終わり


< 60 / 60 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:86

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

銀のナイフと薬を手にして

総文字数/15,447

恋愛(オフィスラブ)36ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
限られた時間、たった一度の出会い。 特別じゃないふたりの、特別な日常。 誰かと一緒に食事をすることは 誰かと一緒に生きることのように 大切な行為なのかもしれない。 中岡×なな
リトルガーデン~愛溢れる場所~

総文字数/14,512

恋愛(純愛)55ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
熱い唇に冷たい手 言葉なんか忘れさせて 強いお酒に怖い夢 目を閉じたまま踊らせて 優しいジーンズに優しい瞳 懐かしい名前で呼んで 明るい場所へ続く道が 明るいとは限らない 出口はどこだ 入り口ばっかり 小さな庭に突入した start*2018.7.20~ end* no data.
やまのさいばん

総文字数/4,111

絵本・童話22ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
あたまはまつぼっくり 体は枯れ枝 木の葉をきた“このはこぞう”は 山をあらしにくる人間を見はっています ところがある日……、

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop