たんぽぽの幸せ


ᴬᴮᶜᴰᴱᶠᴳᴴᴵᒢᴷᴸᴹᴺᴼᴾǫᴿˢᵀᵁᵛᵂ˟ᵞᙆ


「ヘイ、ガール?俺たちとお茶しな~い?」

金髪の大柄な男は、母の出す魔性のオーラに引き寄せられていた。

「ーーちょっ、やめてください。連れがいるんです!」


泣きそうな声の母だが、恐れているのが悟られないように見えを貼りながら英語で誘いを断る。

「なーんだ、英語喋れるんじゃん。まぁまぁ、こっちきて一緒にお話しようぜ♪」


陽気に話しかけてくる男性の仲間らしい連中が1人2人と増え、合わせて5人現れた。

その中の1人が母の手を乱暴に掴む。


「ーーいや、やめてくださいっ!!」

母が慌てて振りほどいた手が男の頬に傷をつける。
血色のいい血が男の頬に流れ落ちた。
同時に母の顔は青ざめた。


「ーーっ!!?この女!!!」


「 ーーきゃっ!!?」

男は頬に傷をつけられ、無謀にも母に手を上げようとする。


ーーードカッ!!!




「ーーーーーう、…ううっ…っ!!」

「大丈夫ですか!!?」


タイミング悪く現れた父、宗次郎は母に駆け寄り……はせず、倒れている男へと足を運ぶ。


「ーーっ!!?何者だよあの女!!こんな重い拳、生きてて初めて喰らったぜ!!?」


父に愚痴をこぼす男だが、どうやら話す相手を間違えたようだ。



「…知ってたら、貴方は彼女に殺されてますよ。」

いつもの仏頂面ではなく、凍るような目つきと低い声で男の耳元に忠告を入れる父。


「もうこの場を離れることをおオススメするよ。私では彼女を抑えることは出来ない。」


「ーーひぃ!!?」


その後、いい歳した5人の男達は若々しく(見える)美しい女性に怯えながら去っていった。



ᴬᴮᶜᴰᴱᶠᴳᴴᴵᒢᴷᴸᴹᴺᴼᴾǫᴿˢᵀᵁᵛᵂ˟ᵞᙆ


< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

名もない花に贈る
J I j I/著

総文字数/509

恋愛(純愛)2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
゚+.*ʚ♡ɞ*.+゚ 身長も高くて、 私よりも強くて、 私もよりも頭が良い。 ずっと憧れ見てた叶わぬ夢が現実になった。 なのに、何故だろう。 思い出すのは、 名前も知らない彼のこと。 ゚・*:.。. .。.:*・゜
季節風
J I j I/著

総文字数/1

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
❁❀✿✾❀ 春風は、胸の高鳴りを教えてくれて。 夏風は、耐え向く力を与えてくれた。 秋風は、君を奪って。 冬風は、生命を蝕む。 風は私を弄んで、 いつしか私もその一部となるの。 風に乗って君に会いに行く。 君はどんな顔をしているだろうか? ゚・*:.。. .。.:*・゜
家族じゃなくなった日。
J I j I/著

総文字数/14,202

恋愛(オフィスラブ)18ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
✩୭⋆*✦*⋆୭*✩ 今日は家族じゃなくなった日。 あれから7年経った。 私は母に。 兄は父に。 7月7日の七夕の。 雨が降っていたあの日、 天の川は見えなかった。 あの時空が晴れていて、 父と母が天の川を一緒に見れていたのなら 未来は変わっていたのだろうか。 性を山本 名を優香 今日から新入社員として会社へ行くことになる。 ここらで有名な【AMANOcompany】。 私の父の会社。 そして兄も働いている会社だ。 私の夢は父と兄の隣に立って仕事をする事だった。 そしてその夢を、 私はまだ諦めていない。 ∅・*:。✡*:゚

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop