俺様上司と私の秘密の恋。
「雛沢令奈さん、僕と結婚してください」
すごくシンプルな言葉だけど、それだけでも嬉しくて涙が出る。
驚きと嬉しさと、もう何が何だかわからないけど
兎に角言葉が出ないほど気持ちが高ぶる。
返事をしないのと泣いてる私を見て春馬さんは焦りながら
「令奈、嫌か?」
と、言うから次は私が焦る。
「ち、違うんです……
嬉しくて……私なんかでいいんですか?」
「俺は、令奈だから結婚したいんだけど?」
ちょっと照れくさそうな春馬さん。
こんなサプライズが用意されてたなんて……
もちろん、私の返事は決まってる。
「至らないこともありますが、末永くよろしくお願いします」