オオカミスイッチ 【完結】
バンッとドアが開く。

「皆川ーー!」

「リオー!!」

「蒼井、どこだっ」

「リオちゃん、大丈夫ーっ?」

みんながハウスに入ってきた。
ハッと蒼井先輩が動きを止めたその瞬間
私は蒼井先輩の囲いからするりと抜け出して
みんなのところに駆け寄った。

「おお、皆川っ」
「リオちゃん、大丈夫?なんか
 顔が赤いけど・・」
「皆川、熱でもあんのか?
 そうだよな、こんな寒いところで
 よくがんばったな」

『だ、大丈夫ですっ・・
 いろいろすいませんっ』
< 212 / 386 >

この作品をシェア

pagetop