満月の下、蘇る

出会い


〜綺羅side〜





「・・・ふぁ〜

・・・寝すぎた首痛い」









櫂「・・・ん゙ん゙あ!

あれ、綺羅起きてたの」








「お前相変わらず起きる時の声変だな。

ついさっき起きた。

てか、起こされた。」










櫂「うっせ

やっぱお前も同じか。」










「・・・ああ。気配が近ずいてきてるからな。

人数は・・・5人」










櫂「・・・だな。

それよりこの毛布って・・・」











「・・・あの2人だろうな。

いつの間に来たんだか」










櫂「相変わらずあの2人は心配症だよね〜

そんな危なっかしいのかな俺ら?笑」











「さあね〜。

ま、あの2人が心配するのも仕方ないよ。

しかもあの2人の事だから何か感づいてるかもしれないしな」










櫂「・・・まあ、いくらあの2人でも邪魔はさせないさ。」











「・・・・・・少し慎重にやるか。

なーんて話してるうちに気配がすぐそこまで来たな。

・・・どうする?」











櫂「堂々としてようぜ。

俺ら別に悪い事してないし」











「櫂ならそういうと思った〜(笑)」











そうしてるうちに屋上の扉が開いた。










入って来たのはイケメン5人組。











・・・髪の毛カラフルすぎて目がチカチカするんですけど。












?「・・・おい。お前らここで何してる」











?「あーー!君達噂の転校生でしょ!」












櫂「噂の・・・?」












?「転校早々翔に喧嘩吹っ掛けて、今までルトさんしか止めた事なかった翔の拳を軽々と素手で止めた謎の転校生。

それがお前らだろ?」










いやいや、喧嘩吹っ掛けてきたのそっちだろって思ったけどいい子だから声には出さない☆











?「そんなことより、お前らここがどんな場所なのか分かっているのか?」











「ふふっ。ああ、分かってるさ。

屋上 兼 『月華』の溜まり場・・・だろ?」











?「分かってるじゃねえか。なら話は早い。

さっさとここから消えろ」











櫂「・・・無理」












?「あ゙あ゙ん?なんで無理なんだよ。喧嘩売ってんのか?」












櫂「・・・・・・ここ、気に入った」












櫂くん人見知りで無口モード入ってるから単語しか発さないじゃないか(笑)











?「気に入ったか。でも残念ながらここは俺達の場所だ。

さっさとどきやがれ」












「お前らに命令される筋合いはないね。

それに、皆殺気出さなくていいよ。疲れるでしょ?(笑)

そんな殺気じゃ痛くも痒くもないからさ(笑)」










櫂「ちょっと瑠偉。

それ、直せって、言ってる。」











ん?ああ、余計な事言うくせを直せっていつも言ってるだろって言いたいのね。










「ああ、悪い悪い。いつものくせで」












?「っくそ、お前ら舐めやがって!!!!!!

俺らに喧嘩売ったこと後悔しやがれ!!!!!!」










?「無駄な喧嘩はしたくねえけど今回ばかりは流石に頭にきたからやらせてもらうぜ」











あーあ。『月華』おこらせちゃった☆












でも・・・











「「・・・後悔するのはお前らだよ」」













俺達がそう言い終わる頃にはもう月華は殴りかかってきていた。











「おっそ・・・。そんなんじゃ俺らには勝てねえよっと」












櫂「・・・俺達も舐められたもんだな」













「「「「「!!!!!」」」」」












俺達は月華の攻撃をかわし、それぞれに少し重めの拳を入れた。











?「・・・くっそ!」











?「・・・・・・っいって〜、まじかよ」











?「・・・嘘だろ・・・」











?「・・・!?立てない・・・」











「だろうな。立てなくなるように拳入れたからな」










?「お前らは一体何者なんだ・・・?」











櫂「・・・普通の高校生」












?「・・・ふっ。教える気はないのか。面白い

2人、名前教えてくれないか。

教える気がないならこっちで調べる」











「人に名前聞く前に自分の名前言ったら?」











?「・・・やっぱ面白いやつだな。

自己紹介するか。」











嶺「じゃあ、僕からするね!

僕は来瀬 嶺亜ーRaise Reiaー

『月華』の幹部!

あ、歳は君達の一個上ね」








嶺亜の髪はオレンジに黒のメッシュが少し入っている。
身長は170cmくらい。
顔は目がクリクリしてて可愛い。チワワみたい(笑)











柊「俺は葛西 柊羽ーKasai Shuー

『月華』の幹部。

歳はお前らの一個上」









柊羽は暗めの緑の髪に白のメッシュ。
身長は182cmくらい
顔は輪郭がシュッってしてて、すこし目が釣り上がってるから少し冷たい印象がある。
でも、まあイケメンだよね。
あーあと耳穴だらけ(笑)ピアスめっちゃついてる痛そう(











翔「俺は尼崎 翔ーAmasaki Kakeruー

『月華』の幹部」










翔は赤い髪にグレーのメッシュ。
身長は173cmくらい。
顔は目が一重だけど大きめ。鼻もシュッとしてる。でもまだ全体的に幼さが少し残るような感じだ。












彗「僕は緒方 彗ーOgata Suiー

『月華』の副総長!」










彗はシルバーの髪に薄い紫のメッシュ。
身長は175cmくらい
顔は凄い優しい人って感じ(笑)右だけにある笑窪と、八重歯で小悪魔っぽい感じもある。
あと、軟骨に穴が開きまくってて見てるこっちが痛いほんとしんど(











琥「最後に俺か。

俺は永瀬 琥珀ーNagase Kohakuー

『月華』の総長。

歳はお前らの一個上」












琥珀は金色の髪に紺色のメッシュ。
身長は178cmくらい
5人の中で1番顔は整ってるかな。大人っぽい顔をしてて、涙ぼくろがセクシー(笑)










・・・月華ってメッシュ好きなの・・・?とか言う私もメッシュだった☆











琥「・・・俺達は自己紹介したぞ?」











「あーはいはい。すればいいんだろ。

俺は佐倉瑠偉」











櫂「・・・藤井櫂」












彗「櫂は無口なの?」











「いや、人見知りなだけ。

心開いたらめっちゃうるさいよ」










櫂「・・・瑠偉。怒るよ」











「あーすまんすまん。

じゃあ、俺らはこれで失礼するよ」










翔「なあ!今度また手合わせしてくれよ!」












櫂「・・・断る。めんどい」













翔「あ゙あ゙ん?お前らに拒否権はねえよ」












そう言って屋上のドアから出てこうとする俺達の前に立ち塞がる翔。











「はあ〜、面倒臭いなお前。」












櫂の方を向くと目で合図してきた。











俺達は付き合いが長いから目で会話ができるんだ。











今の合図は《屋上から飛び降りる》か。












櫂「・・・瑠偉。行こ」












櫂がそう言ったのを合図に私たちは屋上から飛び降りた。











もちろん俺達以外の人が飛び降りたら死ぬよ?












でも、俺達は能力を持ってる。












俺達の能力は一つじゃない。何個かあるんだ。












今は話さないけど後々分かるさ能力が何なのか。











それと、能力の恐ろしさも────



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