スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
「ん……」

頭が痛い……。体に倦怠感を覚えながら目を開けると、私はベッドに眠らされていた。

そして、圭介が冷たい顔で私を見下ろしている。

「け、圭介⁉︎ ここはどこなの⁉︎」

思わず飛び起きようとして、彼に無理やり腕を押さえつけられた。

「騒いでもムダだよ。ここは別荘地帯で、誰もいない。そんな心配しなくても、命まで取らないって」

恐怖で言葉が出てこないほど、圭介は冷たい視線で見ている。

「ちょっとお前の体がほしいんだ。少しだけ我慢してくれるか?」

圭介がそう言うと、奥から男がふたり出てきた。同じ年くらいの派手めな男で、ニヤッとしていて不気味だ。

「や、やめてよ。圭介、なにが目的なの?」

「なにって、橘を傷つけたいだけだよ。あいつ、さすが権力者だけあって、俺たちを潰しにかかってる」

圭介は顔を近づけて、私の顎を強引にひきあげる。

「まあ、それは想定の範囲で、次は実和子。お前を犯すこと。橘、どうするかな? きっとお前のことを捨てるんじゃねえ?」
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