君の声が、僕を呼ぶまで

でもまぁ、ボンヤリと抱いているイメージ像に、少しずつ血肉が通って行く過程も、それはそれで嫌いじゃない。



＞【サラ】：今日は桜が綺麗だったよ。サクラって名前も綺麗でいいなぁ。


＞【サクラ】：…それ、今日、同じ事友達にも言われた…


＞【サラ】：ほんとー？みんな、そう思ってるんだね！


＞【アキ】：去年の僕の入学式の時も、桜が綺麗だったなぁ…。


＞【サラ】：なになに～、何かあったの？


＞【アキ】：それは言えない。


＞【サクラ】：うわ、思わせぶりな事言っといて、そう来たか。


＞【サラ】：ねー、気になって眠れなくなっちゃう。


＞【アキ】：ははっ、子守唄歌ってあげようか？


＞【サクラ】：余計眠れなくなりそうだから止めときなよ…。