幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
兄夫婦が海外出張でオーストラリアに向かったのは三年前。
葵くんがまだ一歳の頃だった。
瞳さんは一緒に行くか迷ったらしいけれど、家族はいつも一緒に居たいからと着いて行くことを決意した。
なので、その間だけ誰も住まないで部屋が痛むよりも、私に住んで貰ってほしいと言われた。
家賃もなしで、おまけに保育園から近い。
不便と言えば、キッチンは瞳さんの身長に合わせてリフォームしているから使いにくいことだけ。168センチある瞳さんの為に作られているので、10センチ以上差がある私には、毎日立つキッチンが使いずらい。
それを我慢すれば、住めば都状態なのだ。
「瞳さんは何も気にしないで大丈夫ですからね!」
「でも」
「心配しなくていいよ、姉貴」
不安げな瞳さんの前に、飛駒が現れた。
「俺も一緒にあのマンションに住むことにしたから」
「住むって、美結ちゃんと?」
「ちょっと、何を勝手に」
私が遮ろうとすると、手で制止された。
「姉貴は何も心配しないで、ここで安静にしてたらいいから。俺達結婚を前提に付き合ってるし、一緒に葵の世話してても問題ないしな」