幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!


葵くんの居る前で何を言ってるんだ、と怒った。
葵くんがポカンと首を傾げているので助かった。

「……みゆおねえちゃん、ごめんなさい」
「私には言わなくて良いよ。お兄ちゃん達の楽しく過ごしてね」

「じゃあ、オムライス、作ってくれる?」

おずおずと私を見上げてそう言ってくれる葵くんに胸がときめいた。
「もちろんだよ!」

何もできなかったかれど、結局滅茶苦茶になっちゃったけれど、葵くんの気持ちが壊れなかったからよしとしよう。

明日は、オムライスを作ろう。
きっと飛駒が得意げに卵を片手で割って、葵くんが丁寧に混ぜて、私がチキンライスを作って、お兄ちゃんがソファで疲れて眠って待っていて、温かいオムライスを作ろう。

チキンライスの上に乗せたオムレツを、真ん中にスッと包丁を入れたら、ほろりと半熟の卵でオムライスを作るんだ。

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