幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
三時半。
ちょうど保育園のおやつが終わるころに、葵くんは緊張した様子で保育園にやってきた。
職員室でおやつを食べた後、皆と同じ年中クラスに向かった。
この時間は自由時間で、各コーナーにおもちゃを用意して好きな場所で遊ぶ。
七村先生に紹介してもらった葵くんは、緊張しつつもなんとか皆の輪に入り一時間後ぐらいには笑顔を見れていた。
まああんな天使みたいに可愛い容姿で、人懐っこくて優しい子が嫌われるわけないよね。
なんて、叔母馬鹿なことを思ってしまっていた。
「おかえり」
「……うわ」
勤務時間が終わると同時に、保育園の駐車場に飛駒の姿があった。
「俺が姉貴のとこに葵連れて行くから」
「え」
「自転車マンションに置いてから、スーパー行こう。冷蔵庫、空っぽでお腹空いたし」
こっちはお前の顔を見たらどう反応しようかと必死になって考えていたと言うのに!
なんで平気な顔で、所帯じみたことを言いだすの。