湖都子のポエム6

終わった恋……もう会えないんだ……


すぐに別れた彼女

会いに行ってもうれしくない?

最悪な恋が教えてくれた
優しい恋はここにあった

大切なもの失ってから
気付いても遅いんだ

バカなのは……オレ……
もう会えない……なんて……
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美緒と別れた後、付き合った彼女……一緒にいても、楽しくなかった。なんで、美緒と別れて付き合ってしまったんだろう……結局長くは続かずに終わった。

別れた後も追いかけられる。
「またお前か……いい加減にしてくれよ。俺達もう別れただろう?俺は好きな人がいるんだよ。」
「好きな人って、私のことなんだよね?私、わかってるんだから……ヤキモチ妬かせようとして……もぅ……ハッキリ言ってくれたらいいのに……」
コイツ、俺の話を聞かない。話が通じない。
「そんなはずないだろ?俺は美緒が好きなんだ。今も忘れらんない。だから、迷惑なんだよ」
「もう……あの子とはもう別れて、私と付き合ってくれたんじゃない……あの子が私達の邪魔してるなら、許さないから……」
ニタリと笑った顔は、まるで悪魔のような不気味な顔だった。

こんなのもう嫌だ……

美緒の父親代わりの男の所に行った。
「美緒のことが、今も好きなんです」
「それはわかった。でも、無理だ。一緒にいたら、傷つきのは美緒だ。美緒には幸せになってほしいから……」
「じゃ、せめてもう一度美緒に会わせてください。俺の気持ちだけでも伝えたい……んです。」
「美緒はここにはいない。今、美緒は付き合ってる人がいるんだよ。もう、美緒のことは忘れてくれないか?」

美緒は、ちゃんと幸せになっていたんだ。

「電話で話すだけでも……」
電話をかけてくれた。俺の気持ちを伝えた。美緒に話したら、もしかしたら……って、どこかで……期待していた。

「私は、今付き合ってる人がいて幸せなの。あなたは彼女と幸せになってください。」
「彼女とは、もう別れたんだ。だから、もう一度考えてくれないか?」
「何度考えても、あなたと付き合うことはない。私は付き合ってる人がいるのに……ふざけたこと言わないで……」
電話を切られた。

「美緒に会えないのが、そんなに悲しいのか?自分が悪いんだろ?」突き放すような、冷たい声……
そう……全部俺が悪かったんだ。
「美緒は、お前が思ってるような子じゃない。弱そうに見えて、強いんだよ。お前は、美緒のこと知らないんだ。」

もう会えないってことなんだ。あぁ……もう……そういうことか……

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