湖都子のポエム6

恐がらずに心の扉を開けてて……

窓から光が差し込む
逆光になっている明かりの中で
振り返るキミ

最近のキミはオレを驚かすことばかり
こっちのキミが本当のキミなら
オレは困るな
もっとオレを頼って……よ

恐がらずに心の扉を開けてて……
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色々なことがあって、また美緒と暮らし始めた。逆光の中振り向いた顔は切なそうに見えた。

もっとオレを頼ってよ。だけど、美緒は弱音をはかない。清楚に見えて、芯は強い。

「美緒の笑顔って、癒やされるね。」
「そんなこと……ないよ」
照れてる顔もかわいい……な。
でも、この笑顔って、まだ本物じゃないって感じる。

「美緒はどうしたらいいか、わかってんだな」
「だって、私のせいで喧嘩してほしくなかったし……」
なんで美緒って、こう優しい……?もっと自分のこと考えたらいいのに……これからは、俺が守ってやらなきゃ……


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