PromiseRing
男性陣はそのせいで、完全に醒めてて。

いやーな空気の中、作った焼きそば、美味しいって笑顔で云ってくれたのが嬉しかった。
しかも、お代わりまでしてくれて。

……とくんとなった、心臓のことは気のせいだと片づけた。
多賀谷社長もきっと、覚えてないだろうって。

「それからちょこちょこ、意識させようと思っていろいろやったけど、おまえ、ぜんぜん気付かなくて。
俺が落とせない女がいるはずがない、って必死やってたら……。
俺の方が完全に落とされてた」

……ほんとは。
知ってた。
意識、してた。
でも、そんな自分を無視してた。

「だから。
俺と結婚して欲しい」

真剣に私を見つめる多賀谷社長。

……しかし。
だから、なんでそこに飛ぶ?

「あのー、ですね?……なんで結婚?」
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