PromiseRing
とある会社の会長が、成紀のことをえらく気に入ってるって。
孫娘と結婚させて、跡継ぎに迎えたい、とか。
会社でそんな噂を聞くたびに、左手で指環を押さえてた。
きっとそんなことはないって信じたかった。
けどやっぱり、成紀は誘惑に勝てなかったのだ。
しかも件の孫娘は大学生とのとき、ミスキャンパスに選ばれたほどの美人。
迷わない……どころかそちらを選ばないわけがない。
絶対にそのときがきても泣かない、そう決めてたはずなのに胸が詰まる。
視界が、滲んで見える。
「おまえなんか、勘違いしてないか?」
「え?」
わけがわからなくて視線を上げると、涙がとうとう零れ落ちた。
成紀の手が伸びてきて、落ちた涙をそっと拭う。
困ったような笑顔に困惑した。
「もう、プロミスじゃないってこと」
ポケットに手を突っ込むと、成紀はなにかを取り出した。
そして蓋を開けて中身を取り出すと、私の左手をとった。
孫娘と結婚させて、跡継ぎに迎えたい、とか。
会社でそんな噂を聞くたびに、左手で指環を押さえてた。
きっとそんなことはないって信じたかった。
けどやっぱり、成紀は誘惑に勝てなかったのだ。
しかも件の孫娘は大学生とのとき、ミスキャンパスに選ばれたほどの美人。
迷わない……どころかそちらを選ばないわけがない。
絶対にそのときがきても泣かない、そう決めてたはずなのに胸が詰まる。
視界が、滲んで見える。
「おまえなんか、勘違いしてないか?」
「え?」
わけがわからなくて視線を上げると、涙がとうとう零れ落ちた。
成紀の手が伸びてきて、落ちた涙をそっと拭う。
困ったような笑顔に困惑した。
「もう、プロミスじゃないってこと」
ポケットに手を突っ込むと、成紀はなにかを取り出した。
そして蓋を開けて中身を取り出すと、私の左手をとった。