涙色【完】
プルルルルプルルルル

突然誰かのスマホが鳴り出した

千尋「夏美のじゃね?」

千尋に言われてスマホを見てみるとお母さんからの電話だった

お母さんからの電話なんて…
すっごく珍しい

なんかすごくやな予感がする…

私がスマホを持ったまま固まっていると

由香里「出ないの?」

と言われて私は焦って電話に出た

夏美「ちょっとごめんね」

私は教室を出て屋上に来た…

夏美「もしもし?お母さん?」

母『もしもし!?夏美?』

夏美「どうしたの?」

母『突然なことなんだけどね…治療事なんだけど…』

ドクン

私の心臓が嫌な音を立てる

母『急遽ね早まったから明日から北海道に行くことになったの…』

夏美「なんで…だって治療は高校卒業してからでもいいって…」

母『この前の検査で少し状況が変わったらしいの…だからお友達にお別れを………』

私はその事を聞いたあとお母さんの言っていることが耳に入ってこなかった
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