君が嫌い
そりゃあね、俺も男だから。
いくら嫌いな相手でもこれだけ美人に言い寄られて反応しない男なんていないだろ。


『勝也は素直じゃなくてもこっちは素直ね。』


『あっ、ちょっと。こ、これ以上は……ってひぇーー!!』


強引にズボンを脱がされてしまいパンツが露わになってしまう。


そのまま押し倒され彼女の長い指が俺の上半身を這う。


『勝也……』


甘ったるいというか艶やかな声で名前を呼ばれる。


ああ、もう何もかもどうでもいい。
今の俺に彼女を拒むことなんて出来ないんだから。










視線の先は部屋の天井。
口元から何やら液体を垂れ流しにいている、きっと涎だろう。


『夢か……。』


普通に考えてそうだよな。
あのお嬢様があんな事するわけないのに。


どこかで期待していた自分がいるなんて……な。


『あっ、勝也起きたんだ、おはよー。』


『うん、おはよー。』


……って


『ええええええええ!!』

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