ロシアの昔話『雪姫』
「どうです?飛べたでしょう?」


3人は唖然としてしまっていた。


アランが
「あれ、飛べるのになぜ飛ばなかったのか。なぜカーシャは今日ずっと川で足を冷やしていたのか」
と疑問を抱いた時でした。



ドサッという音がしたのです。


目の前ではカーシャが座り込んでいる。


「カーシャ?!?!」


アランはすぐに駆け寄りました。



なんとカーシャの体は

みるみるうちにほっぺたが白くなり
やがて、手や足、体全てが消えてしまいました。



まるで雪が溶けていくかよのように消えてしまったのでした。

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