too much
『美穂ちゃん、LINEありがとう!
嫌われてなくて良かった~!
そっか、昨夜は早く寝ちゃったんだね。
楽しい夢は見られたかな?
たまには俺の夢も見てよね!

あ、俺の歌、気に入ってくれた?
嬉しいなぁ…!(*´▽`*)
今度は美穂ちゃんのために歌うよ。
心を込めて、愛のバラードを…!なんちゃって~(〃艸〃)』



私が送信して数秒で返信が来た。
こういうの嫌い。
やっと送ってほっとする間もなく、返信が届くなんて、煩わしい以外の何者でもない。



「海斗、返信はやっ!
美穂…そんだけ大切に想われてんだよ。
幸せなことじゃない。」



そうかな?
LINEの返事が早いのと大切にされてることはイコールなのかな?
私にはそうは思えないけど。



純也のことは大好きだったけど、返信は遅かった。
だって、そんなこと…好きかどうかには関係ないって思ってたもん。



でも、それは間違いだったのかな…
好きなら、もっとそういうところにも気を遣うべきだったのかな?
そんなことを考えたら、また気持ちが重く沈んでしまった。


< 65 / 141 >

この作品をシェア

pagetop