少女に野獣。
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猛side


糸夜の腕の中にすっぽり収まるミーコ…


それを見た敦士は、40を過ぎた同士とは思えねぇ速さでミーコを取り上げた


っとに、油断も隙もねぇ…


「誰が触って良いと言った?あ"?」


おぉー怖っ…


どうすんだよ糸夜、、


ミーコの事に敏感になってる今のアイツを、更にキレさせてんなよ…


「おい。もう遅ぇだろ……
ミーコ、今日はもう寝ろ。な?」


既にコクリコクリと首が落ちかけていたミーコを、上の階へ連れて行った敦士に取り敢えず肩の力を落とした


やれやれと、命知らずな糸夜を隣へ座らせた


「お前よ、ちっとは考えて行動しろ」


出されてあったウィスキーを一気に流し込んだ


何も今じゃなくても良かっただろうが


「猛さん……俺は、いつまでも我慢できる質じゃないですよ」


分かってらぁ……地位も名誉も、金も女も、何もかもを手に入れてきたお前が、どんなに強欲か嫌ってほど知ってるつもりだが、、


「掟があんだろう」


誰もミーコには手出しできない


それは、敦士がミーコを娘にした時から決められたルール


例え、信頼出来るお前であっても例外は認められねぇんだ



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