女の子の秘密
開始から二時間近く経った頃、ようやく優が重い口を開いた。

「忍さんに今日、羽奈の所に泊まりに行く事を話したら、険悪になっちゃって」

「確かに先週に続いて今週もだものね」

「来月忍さんが日本をたつでしょ、だから出来るだけ一緒に居たいみたいで・・・

迎えに行ってもいいかって聞かれたから、困るって言ったら、分かったって言って仕事に行ってしまったの」

「優は一緒に居たくないの?」

「それは・・一緒に居たいけど、羽奈とも一緒に居たいし・・それに」

「もう、いっそ私たちの集まりの内容を話したら?」

「ダメよ!女性がザルを通り越してワクだったら、絶対嫌われるわ・・・
でも、隠し事をして気まずくなるのもいやなの」

はぁとため息をつきながら日本酒を水のように流し込む。

「ちょっとお手洗いに言ってくるわね」

そう言って羽奈が席を立つのを見送って、またコップに日本酒を注いで飲む。
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