女の子の秘密

「そんな! 忍さんに隠し事してたのは私だし、その・・正直嬉しいわ」

幾ら飲んでも酔わないと言っていた優の顔は、朱に染まり恥ずかしそうに笑っている。

「嬉しい?」

「ええ。だって妬いてくれるって事は、好かれている証拠だし、私ばかり忍さんの周りの人にヤキモチを妬いていたんじゃないって思うと嬉しいの」

これ以上赤くなれないのではと思う程真っ赤な顔をして話す優に愛しさが込みあがってきた。

「愛してる。離れてしまうから不安になったけど、優の言葉で安心した」

優を腕の中に閉じ込めて、顔を見られないようにそう話す忍は、感情があふれ出して泣きそうな顔をしていた。

声が震えないようにするだけで精一杯で、自分でも分かるその顔を、優には恥ずかしくて見せられない。

『こんなに愛しいと思えるなんて』

そんな事を思っていたら、おずおずと優の腕が、自分の背中に回って、優に抱きしめられた。
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