こんな私にも王子様はきますっ!


「俺はエスパーではないのか...」
そうやって本気で落ち込んでるからおかしくってたまらなかった。
「あはははは」
久しぶりに大きな声をだして笑った。
「いい顔できんじゃん。」
その言葉がこそばくって、胸の中であばれまわる。

「はぁ...」
「おねーちゃん、うちに帰ってきてからため息つきすぎ!!!」
涼藍についにおこられた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。息切れでもしたわけ?!!」
「...ごめん。」
「涼藍ゆるしてあげて、おねーちゃんも大変なのよ」
「なにが大変なの?」
「恋の病ね」
お母さんがお茶目にいう。
「こ、恋の病?!ないない!絶対ない!!!」
「あらっ」
お母さんの顔がくしゃってなる。
「恋の病ってなに?」
涼藍が興味津々。
「し、しらないっ!」
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