恋愛白書
「やしな?」


篠原のほうをみて歩きだそうとしないやしなに声をかける。


「あ、ごめん。行こうか!」


俺の言葉にやしながバタバタと走ってくる。


なんで篠原をみてたんだろ。
なんかバレた?

もしかして神谷に聞いた?


神谷と篠原幼なじみだからやっかい。


「修学旅行うまくいきそう?」

「まぁな。やしなは?」

「まぁね」

「真似すんなよ」


やしながかわいくて頭を撫でる。


「真似してないもんー」

「なぁ、神谷と仲良くはなしてた」


俺はさっきの様子が頭に浮かんできて
立ち止まる。


「え?」


きょとんとした顔のやしな。


「俺、気になってさ」

「丈?」


やしなが俺の顔をのぞき込む。


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