もう一度会えると信じている。
タイトル未編集
ある日私は恋をした。それまでしてきた恋とは違うような、なんとも言えない恋。それまで学校に行くのが嫌だった私はその人を好きになってから学校に行くのがとても楽しみになった。土日は楽しみだったのに、はやく終わってほしいと思うようにもなった。その人の名前は小林駿だった。そして私は松林優香。小学6年だった。駿は頭が良くて野球少年でいつも笑わない彼がたまに笑うところが好きだった。仲は良くなかった…最悪だった…みんなからは仲が良いと言われるけどなぜなのかわからなかった。毎日おばさんと言われてバカにするし、蹴られるしそんな彼をどうして好きになったのかわからなかった。もしかしたらそんな彼と一緒に笑ってることが楽しかったのかな…いつものように蹴られたら蹴り返したり追いかけたりする日々が楽しかった。けれどそんな日々は続かなかった。私は中学はみんなが行かない柚葉南中学に行くことになった…。もうこれでいつものように笑ったりふざけあったりケンカすることもないんだなと思うと寂しくなった。私は決心した。駿に告白すると。友達と一緒に手紙を書いて、前日に渡すと決めた!しかし友達がその手紙をなくしてしまった。別にいいよと言ったけれど内心とてもとても悲しかった…。その代わり友達が電話で伝えてくれると言ってくれた。卒業式の日返事をもらった。ずっと友達だと書いてあった。悲しかったけれど嬉しかった。ずっと友達。
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