幸せになろう
すでに式は終わり、披露宴までみんなそれぞれの時間を過ごしていた。
ウエディングドレス姿の優子と写真を撮りたい人たちもいるけど、すぐ帰ってしまう私を優先してくれる優子は本当に優しい
やっぱこんな良い子は男がほっとかないんだな、なんて自然と頬が緩む
それから、優子の惚け話やら旦那さんのちょっとした愚痴、私と颯斗の話などしながら楽しく限られた時間を過ごす
「優子、そろそろ準備しないと。すぐ、これそう？」
優子の旦那さんの浩二くんがやってきて優子に問いかける
