こいつ、俺の嫁。




【side 兼田】




「きっと今頃テツと澪ちゃんは仲直り中……!」


「これを見ないなんてもったいないっすよね!?」


「……木嶋先輩、二人をどうにかしてくださいよ」


「すまない、兼田。俺には無理だ」


「ちょっと剣ちゃんに兼ちゃん…!早く早く…!」


「向坂先輩まで……はぁ…」




ほんとこの人達の好奇心、どうにかして欲しい。





反塚先輩と成宮、そして向坂先輩を先頭に大河と鉄也のいる部屋へと足音たてずに向かっている。




もう仲直りするのは目に見えてるんだから、そんなわざわざ見に行かなくてもいいのに。




鉄也が怒ってたのは大河があの三輪田って奴と仲良くしてたから、嫉妬して拗ねてただけなんだから。




それが分かってたから大河にも「大丈夫だよ」と言ってたんだし。




ふと前を見ると襖を開けようとしてる反塚先輩が目に入る。




「…反塚先輩……!開けるのは……!?」




遅かった。
先輩とはいえ空気の読めない行動につい舌打ちをする。




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