アイドルは怪盗サマ!?

怪盗M・・

怪盗Mかぁ。
あたしも頼もう・・。
「みぃさん早く行かないと結婚式に
間に合わないですよ。主役の新婦がいないと
つとまらないんですからね。」
そんなぁ・・あたしだって・・
これからやりたいこといっぱいあったのに・・
「わかりました。でも少々お時間貰ってもいいですか?」
「そうですね。心の準備と言うモノがありますからね・・」
プルルルル。
1つの電話が鳴り響く。
「はい。怪盗Mです。あなたのお望み叶えます。」
本当につながった。ただの噂だけかと・・
やっぱり政略結婚を阻止してくださいなんて・・
ムリだよね。
「あっやっぱいいです。自分でなんとかしますので。」
しばらく間が空いた。
「ではこうしましょう。あなたの望みを聞いて
ムリならばムリと答えます。それでもいいですか?」

「はぃ。ありがとうございます。
私今日政略結婚するんです。
でも私にはスキな人がいるんです。
駆け落ちしようとしてもむりなんです。
親の会社が相手の傘下で・・」
怪盗Mにできないモノはないと言ってあるのに。
「はぃ。それなら簡単ですよ。
今までも同じようなお望みを叶えたことがあります。」
今日中にお願いしたい・・。
「では今日中に実行してもよろしいのですね。」
電話から張り切った声が聞こえた。
「お願いします。」
電話が切れた。私の望みは叶うのかな?
不安とともに希望も出てきた。
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