本当の君を好きになる
「──瀬戸さん、何してるの?」
そこへ、張本人が声をかけてきた。
「ちょっと疲れてるから休憩するね。湊くんは、凪沙と先に行ってて?」
「え?大丈夫なの?」
湊くんは、そう言って隣に立つ直登の顔を見る。
そう。
疲れてしまうのはもう1つ理由がある。
直登と同じ班になってしまったからだ。
仲の良いメンバーで固まるなんて話になってしまい、知らない内にこの四人が固まっていた。
「本当、ちょっと休憩したらすぐに追いつくから。気にしないで。」
「んー……。分かった、じゃあまた後でね。」
「無理しないでね?」
「ありがとう。」
そう言って前を向く二人。
と、その時直登とバチっと目が合う。
ドクンッ……!!胸が激しい音を立てる。
しかし、プイッと顔をそらし前を向いて歩き始めた。