本当の君を好きになる
何か、すごく久しぶりに目が合った気がする……。
ドクッ……ドクッ……。
心臓の音が大きく聞こえる。
休憩している私の目の前を過ぎていく人の波を眺めながら、私はボーッとしていた。
今も、心臓の音は大きく響いている。
あれ?
……何か、目の前が変。
ぐにゃぐにゃして見える。
私は、頭を抱え込んで俯く。
ヤバい……。
何か体も熱い。
と、思っていたその時──
「──瀬戸さーん。」
その声に、ハッとして声をあげる。
そして、目の前を見て固まった。